2021明治安田生命J1リーグ第22節 ガンバ大阪vsヴィッセル神戸 マッチレビュー

ACLを終えてからの第二戦目。

前試合からは中3日でここから中2日で7連戦。地獄の過密日程が始まります。

 

フォーメーションは前節に引き続き 3-5-2 を採用。

FWとCMFをローテションで入れ替え、CBも昌子はお休み。

怪我人多発ポジションの為、替えがいない小野瀬と黒川は継続して先発。

 

対する神戸は 4-4-2 で中央はダイヤモンドを採用。

エース古橋が前節終了後セルティックFCへ移籍。

 

開始から19分。

ロングボールでの競り合いを制して左のウェリントン・シウバに繋ぎ、クロスを放り込む。ニアサイドで競りに走った一美が囮となる格好になり、パトリックがヘディングでゴールを奪う。やっぱりパトリック!リーグ戦2試合連続のゴールとなり、ウェリントン・シウバはリーグ戦初アシストを記録。

 

26分に神戸の左CK。キッカーは初瀬。ドウグラスが頭に合わせ失点。

 

更に31分。酒井にPA内、左サイドを縦へ突破されてクロス。中で田中に頭で合わされて続けざまに失点。

 

その後、ゴールに迫ることはあったものの決めきれずに終戦。1-2で敗戦。

リーグ戦5試合ぶりの敗戦となった。

 

まずは攻撃。前節得点をしたこともあってパトリックのPA内で仕事をこなす意識の高さが伺えた。ウェリントンもボールを保持した時は個の強さが伺え、更にドリブルで仕掛けるのみでなくクロスを用いてアシストが付いたことは選択肢を見せることができてプラスだ。

 

一方得点シーンで働きこそ見せたが一美はうーんといった感じ。シュートを打つことも無く、ワイドへ流れることが多かった。一美の良さは脚の速さや足元の技術では無いので中央で仕事をさせたい。

 

そして守備。3CBの5ブロックを用いることで人数を揃えて弾き返す意識は高い。ただし宮本前監督時代から問題だったのだが、連動したスライド守備ができているとは言い辛い。その為、誰かが吊り出されると裏を取られ、ピンチが多発している原因となっている。またこの問題は攻撃にも波及し、ブロックが押し上げるのが遅れる為にセカンドボールを奪取できない。また中盤でのボール奪取ができない為にトランジションを高くして、攻撃へ移行できない。セットプレーやクロスからの失点が多いことから傍から見ると連動された守備ができていないと言われるのは致し方ない。すぐに改善できる問題ではないだろうが…

 

ともかく始まってしまった地獄の7連戦。1つでも多くの勝点を積み重ねて欲しい。