2022明治安田生命J1リーグ第1節 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ マッチレビュー

2022明治安田生命J1リーグ ガンバ大阪 開幕戦!

2022年2月19日 鹿島アントラーズをホームに迎え、ガンバ大阪明治安田生命J1リーグが開幕した。

ガンバ大阪 フォーメション

雨が降る中 14:00 KICK OFF ガンバはシステム3-4-3を採用。コンディションが整わなかったのか東口、藤春はベンチ外。(SNS情報では軽微な怪我)また3CBを採用したものの左から柳沢-昌子-高尾のチョイスはサプライズ。CB経験豊富な三浦、福岡がベンチなことからコンディション面を考慮されたスタメンなのかも知れない。

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対する鹿島は4-4-2採用。先に書いてしまうが両サイドの荒木、土居が内へ絞り気味でプレーする布陣だった。

 

物議を醸した本試合だがまずはパトリックへレッドカードが出た38分迄とそれ以降に分けてガンバ目線からレビューしたい。

 

パトリック退場までの38分

攻撃

スリートップにパトリック、宇佐美、石毛と3枚並べることで攻撃が活性化。パトリックのポストプレーが気になったものの明確に高さという武器はあった。鹿島のCB陣も不安材料を抱えていることもあるのだろうが、宇佐美→パトリックはいわずもがなでゴール前でのエアバトルは圧巻だった。

また小野瀬のゴールは見事。CKから溢れたボールをナイスミドル。プレッシャーが少ない状態であの位置からシュートを放つ小野瀬が今季数多く見ることができたらなと思う。

守備

恐らくスクランブル気味に出場となった柳澤と黒川。体感だが崩されるのは左サイドが多かった。これに関しては仕方ないと割り切っているが気になったのはボランチ。倉田のボランチ起用は昨季からもあったが経験を詰むにつれてカバー意識が強すぎではと考えている。思うように得点できず、失点できないサッカーだった弊害なのかも知れないが豊富な運動量を生かして相手へガツガツぶつかって欲しい。チュ・セジョンについてもやはりまだハマらないなという印象。キック自体はいいもの持っていると思うのだが。後は個人的に推している奥野を起用してみてほしい。起用されないということは何かしらの問題があるのかも知れないが出場時のプレーを見ていると期待してしまう。

 

パトリック退場後(38分~)

『青の希望』山見大登

後半開始時に山見を投入。山見は圧巻のスプリントでファンを沸かせた。『青の希望』のキャッチコピーは伊達ではない。

腑に落ちなかった『蒼黒の大砲』レンドロ・ペレイラの単独投入

その後引っかかったのはペレイラの単独投入。この時まだ1点差だった為、高さで点を獲りにいった考え自体は理解できるのだがペレイラの高さにベットするなら徹底的にすべきだと思う。ペレイラ自身がCFへの最適性や献身性に優れている選手とは言えない。その為、ペナルティエリア付近まで早く辿り着くことが重要となる。出し手として宇佐美やチュ・セジョンを残しておきたい気持ちも分かるが守備強度を高くして、縦に早くと考えた場合に奥野や福田を遅くてもこの時点で投入すべきだったと思う。勿論コンディション面でイレギュラーがあったのかも知れないが…

いずれにしても10人になった影響でベンチワークもへったくれも無かったのかも知れないが。

 

今節感じた課題

  1. 高さを求めた選手(パトリック、ペレイラ)をCF起用する際は最適性が無いと現段階では割切る。
  2. ボランチは未だ不安定。斉藤やダワンが絡んでくることで改善なるか。
  3. 時間が解決してくれるとは思うがコンディション不良者が多数。

 

鈴木優磨のレッドカードと荒木主審について

最後に例のレッドカードのシーンに触れる。バックスタンドから観戦していたのだが、鈴木がパトリックへ絡みつく→パトリックが振り解く→鈴木が痛みを訴えるその全てに時間差があった。パトリックの手癖悪さは元々あったし、肘を振った時点でイエローカード等の処罰が下されるのは分かる。ただ一発レッドで前半に試合を壊されてはたまったもので無いというのが正直な感想。審判を過剰に批難したくはないがコミニュケーションを大事にして欲しいと切に願います。

 

あと電光掲示板は試験段階なのだろうけど見づらい!笑